TOKYO!

今年入って初めて洋画(といってもほぼ東京の映画)をみてきました。


TOKYO!


監督 ミシェル・ゴンドリー/レオス・カラックス/ポン・ジュノ
出演 藤谷文子/加瀬亮/ドゥニ・ラヴァン/香川照之/蒼井優

<公式HPより引用>

歴史ある文化と急速に進化する最先端のカルチャーがエネルギッシュに共存し、“世界で最もCOOLな都市”として、世界中の人々から熱い視線と羨望を浴びる街、東京。
〈MANGA〉〈OTAKU〉〈ZEN〉など空前の日本ブームに世界が揺れる中、NY、パリ、ソウルという大都市で活躍する3人の鬼才が、独自の視点で東京を読み解く―それが『TOKYO!』である。
強烈な個性が際だつ監督、ミシェル・ゴンドリーレオス・カラックスポン・ジュノが、東京を舞台にそれぞれの物語によって“COOL”な大都市の真実の姿をとらえる“東京三部作”が、ついにその全貌を現す。
監督を迎えるキャスト&スタッフには、日本映画界を代表する豪華なメンバーが結集。
世界を舞台に活躍する監督、キャスト、スタッフが、言葉や文化を乗り越えて挑んだ本作は、今後の映画界に新たな光を射すことになるだろう。

何よりカラックスが9年ぶりに映画をとった、っていうのが最大の話題なんですけど、その他2人も名の知れた監督であり、「東京」という同じキーワードで異なった短編を取るという企画にもひかれます(そういや10ミニッツオールダーって企画も昔ありましたな)。


東京の街はやっぱり大好きですし、"外人がみた東京"という視点も昔から興味があったんで見に行ったんですけど、この映画は「外人視点」ではないです。
日本人スタッフ・キャストによる映画で、たまたま外人の監督がつくっているというだけ。ソフィア・コッポラの「ロスト・イン・トランスレーション」とはまるで違います。


『目標を失いながら生きる若者』
『大都会に潜む怪物』
『引きこもり』
あえて一言でそれぞれのトピックをあげると、こんな感じでしょうか。
どのエピソードも陰鬱なムード漂いまくってるし、特にカラックスのやつは軽く狂いそうになるのでデートにはまったくオススメしませんけども、東京が好きで、東京が今抱えているものについて少し考えてみたいな、という方は見てみるといいかもです。


それにしても、ほんとに今年は洋画みてない。