大学生みたいな2日間。

先週末、いろんな用事をこなしつつ、2日間で3つの音楽イベントへ。大学生みたいな生活をおくってしまいました。30なのに。


(土) 自宅で洗濯機をリサイクルに出す&粗大ゴミ出し
→六本木で元同期とのお食事会
→新横浜でWIRE
→そのままオール

(日) 帰宅してエドはるみのマラソンをちょっとみつつ2時間仮眠
日比谷公園でランチビール
東京国際フォーラムで東京JAZZ
野音クラムボン
マロニエゲート上でひつまぶし
→帰宅して引越し作業
→沈没


翌日は当然のようにへばりました。見事に。
以下、3イベントの雑感。

WIRE08@横浜アリーナ

超ひさしぶりにWIREで踊ってきました。オービタルのラストライヴ以来なので、4年ぶり。


いやー、屋内は屋内でまたいいね。
なんたって雨が降ってても濡れない。イスを持ち歩く必要がない。
そして天候を気にせず睡眠がとれる(15分しか寝れなかったけど)。


このイベントも今回で10回目という節目、いい具合に運営側も客側もこなれてきている感じで、やたら過ごしやすかったです。


前週のメタモルフォーゼに行き損ねたこともあり、ウサ晴らしするかのようにガン踊りしました。


ベストアクトはヨリス・ヴォーン
ここ数年毎年出てるみたいだけど、全然知りませんでした。
こもったメロディ・四つ打ち・適度なダサさ。
個人的にテクノに要求したい3要素が全て揃ってました。


ちなみに電気グルーヴは、予想通り完全クラブ仕様で歌モノほぼなし。瀧もやたら動いてましたがスモークたきすぎでほとんど見えませんでした。


1点だけ気になったのは、やっぱ喫煙スペース。
横浜アリーナっていつの間に全館禁煙になったんだろう?
雨の中、外の冗談みたいなテントに追いやられて、フロア以上にギュウギュウ詰めの場所で吸わされました。

参加者の大半が喫煙者だろうに、なんとかならんもんだろうか。
やっぱり時代なんだろうか。


ちなみに、来年やらんみたいですね。屋内の大イベントとしては貴重なのに、なんともったいない。


あと、恒例のメーカーブースで、おもろそうなツールを触りました。
JAZZMUTANT DEXTER
DAWソフトを画面から操作可能なツール。
iPhoneがユーザレベルにマルチタッチを普及させたこのタイミングで、革新的な演奏スタイルを実現できるツールが出てきたってかんじですね。まあ聴くほうにとっては意味ないけど。
お値段47万5千円也。坂本龍一も使い出してるらしいです。

東京JAZZ meets BLUE NOTE TOKYO@東京国際フォーラム

東京JAZZに初参加してきました。
目当てはなんつってもスライ&ザ・ファミリーストーン!!


1966年の結成以来、42年越し!の初来日公演。
ジミヘンもジャニス・ジョプリンも日本の地を踏むことなく死んでしまいましたが、この期に及んでスライは日本に降り立ちました。


ニューオーダーダイナソーJR、ピクシーズルースターズ、ギャングオブフォー、キュアー、マイブラetcと、再結成/復活枠はこれまで何度か観てきましたが、ここまでとんでもない大物は初めて。
しかも前から5列目。
目の前で何が起こってるのかよくわからないぐらいの異様な時間でした。眠かったし。


予想通りスライはヨボヨボの老人。64歳。
10曲中4曲はスライ不在と、なんだそりゃって感じもしましたが、さすがに盛り上がりました。

セットリスト。
1.Dance To The Music ←スライ不在
2.Everyday People  ←スライ不在
3.Don't Call Me Nigger, Whitey
4.Family Affair
5.Sing A Simple Song
6.Stand !
7.If You Want Me To Stay
8.I Want To Take You Higher
9.Thank You (Falettinme Be Mice Elf Agin)〜Thank You For Talkin' To Me, Africa ←スライ不在
EN1.メンバー紹介(I Want To Take You Higher)←スライ不在

※メンバー紹介にご本尊不在ってどないやねん。

客層は先日のWorld Happiness以上に高い年齢層でした(なんでJAZZ好きの中年はすぐYeah!とか言うんだろう?)。


しかし、今年はある意味すごい年になりました。
10年前の自分に「2008年にお前はマイブラYMOとスライを生でみるんだよ」と教えても、ぜったい信じないと思います。

クラムボン@日比谷野外音楽堂

そしてものすごい勢いで野音に移動。
よくよく考えたら、今年初クラムボンでした。

セットリスト。
1.GOOD TIME MUSIC
2.シカゴ
3.雲ゆき
4.パンと蜜をめしあがれ
5.以心電信
6.外出中
7.波よせて
8.コントラスト
9.ホムンクルス
10.トレモロ
11.ミラーボール
12.ハレルヤ
13.ララバイ サラバイ
14.心象21
15.Carnival
16.バイタルサイン
17.サラウンド
EN1.id
EN2.ナイトクルージング
EN3.sonar
EN4.Folklore

入るなりいきなりシャボン玉を渡されまして。
入場者数千人がいっせいにシャボン玉を吹くというカオスぶり。


無数のシャボン玉が浮遊しつつ、ステージにはキャンドルアートが灯り、次第に夜になっていく中でのナイトクルージング。
頭が狂いそうなほど幸せな時間でした。


あと、新しい試みなのかわかりませんが、サラウンドをテノリオンで演奏してました。
どうなんだろう?テノリオンの使い方としてはよかったけど、クラムボンらしい演奏とはあまり言えない気がしました。

今年入って、ライヴでテノリオンをみたのはビョークコーネリアスに続いて3例目。
普及し出してまだ1年足らず、テノリオンのライヴでの使用方法は、いろんなアーティストが模索している段階なんだろうなあと感じた次第です。コーネリアスはあくまで「お遊び」だったし、ビョークに至っては使う意味すら感じなかったし。


この2日間でヘタなフェスに行く以上にいろんなもの見ました。見すぎて頭の中で消化し切れないかんじ。
で、帰宅後は引越し作業でまたタイヘンだったんですが、それはまた次の機会に。