とりあえずフジの感想を。

シャレにならんくらい間があいてしまった。何をやってるんだ俺は。


というわけで滑り込むようにフジの感想。


苗場10回目、という事は俺も苗場参加10回目。記念すべき回ですよ。


例年の如く地味だ地味だという前評判のメンツながら、まあ例年の如くそれなりに楽しめるだろうとおもいながら、特にこれといった特別な身構えなしに行ってきました。



結論。フジは危ない気がしてきました。



地味なメンツが出るだけなら結構。そこまで派手なものもハナから期待してません。
何が問題かっていうと、あからさまにフェス運営側が客に甘えてきているのがわかります。


まずは開催直前の顛末。
3日目の大トリ、キヨシローの穴が直前に空いて、そこに前日出演のバンドが出る。これは仕方がない。以前のようにそっくりさんバンドでごまかすような事がないかハラハラしてたもの。


問題はその前後。準トリとクロージングのスペシャルゲスト枠。


この2つのバンドも、キヨシロー穴と同時に前日出演のバンド出演が発表されました。


普通に考えて、やっぱりこれはありえないでしょう。


元々3日間参加する事に意義がある、と提唱している主催者なのだから、客が3日間参加すべきだ、と思える内容にする事は最低限なはず。


ブッキングがおそらくだいぶうまくいかなかったんだろうけど、それにしたってキヨシローの穴埋めと同時発表というのはおかしい。


来るお客さんはメンツ1つ1つに左右されない風土が醸成されつつあるから、勢いで発表しちゃえばそのまま収まるだろう、という運営側の思いをどうしたって勘ぐってしまいます。



次に開催期間中の対応。
導線の誘導、係員の対応、会場内の装飾やちょっとした遊び心など、明らかに前年までに比べて質が落ちてる。
ボードウォークの一方通行無視であんだけ渋滞になる事なんてこれまでなかった。


今まで何度も参加した人間なら、細かい事ウダウダ言わずともそれなりに節度を保って行動できるだろうけど、やっぱりお客は入れ替わってるし、こんだけメディアでわんわん宣伝してれば年齢層が若くなってくことも避けられないはず。


運営側が期待する方向性と、実際に向かってる方向性のギャップが読みきれていないんじゃないでしょうか。


なんか言い出すとキリがないな。そんなわけでこれまでで最も消化不良なフジでした。


あ、一応いっとくけど、
ギャラクティックは鼻血が出そうだったよ。
マイブラは最高だったよ。
トリッキーめちゃくちゃかっこよかったよ。
ゆらゆら帝国は神懸ってたし、ラズウェルも黒くてよかったよ。


↑こんな感想だけで終わるフェスにはならないはずでした。フジは。


残念でした。終わり。