青のピカソ、もしくはピカソとその妻と妻と愛人と愛人と愛人と愛人と愛人
パリ国立ピカソ美術館の改装に伴い、国立新美術館とニ館同時で開催されている巡回展。
いやーーー疲れた。
ほんとはニ館とも見るつもりだったけど、こっちだけ見てヘトヘトになって退散してきちゃいました。
ピカソ展の恒例ではあるけれど、とにかく作風が豊富すぎ。
なんか十人以上の画家の絵を一気に見てしまった気分です。
こちらの展覧会は、ポートレイト。人の顔にフォーカスをあてた作品が集められてるんだけど、青の時代、キュビスム時代、シュールレアリズム、晩年と、それぞれまったく異なる印象を与える作品が並んでます。
見てて思ったことは、特に初期作品は、ものすごい巧み。子供のラクガキみたいと揶揄される画風の絵も、あの超絶スキルがあった上でのものなんだなあということ。
そして、各時代の移り変わりで重要なのが女の存在。ピカソは、伴侶/愛人あわせて七人の女と関わるんだけど、その影響というのがものすごく作品に現れてます。やり過ぎなくらい。
そういったドラマ性を感じられるように、うまく作品を並べてました。
青の時代の精巧な「老けた自画像」にはじまり、晩年のシンプルな「若き自画像」で終わる流れは、知ってるつもりでも見ているかのような展開でした。古いか。
なんにせよ、直接見てみた方がいいと思いますよ。
しかし疲れた。
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追伸:そういや初めてミッドタウン行った。無機質。あそこは好きになれんなあ。