さあ感情を表に出そう、言葉は後でいいから。

Sigur Ros@東京国際フォーラム(最近フォーラムばっか行ってる。。)


このシガーロスというバンド、アイスランドのバンドなんですけど、ライヴの特異な表現方法には昔から定評のある人たちです。
ステージでは映像や特殊効果をふんだんに盛り込み、またフロントのヨンシーさんが、ボウイング奏法(ギターに強めのディストーションをかけて、チェロの弓で弾く)によって空間的な音を繰り出すのです。




しかも曲はアイスランド語か、彼らが勝手に作った言葉が大半。
英語もおもいっきりアイスランド訛りで、何いってるのかだいたいわかりません。



そんなだから彼らのメッセージというのは伝わりにくいんだけど、特殊効果と共に演奏から滲み出るエモーショナルな力はすさまじいものがあります。



こういうバンドが日本で国際フォーラムをいっぱいにするって、素晴らしいことです。
頭で無理やり理解しようとせず、ただただ前方から繰り出される音塊にただただ身を浸す。
音の楽しみ方を無意識に理解できてる人が日本にこんなにいるんだな、と改めて思いました。






・・・と、ここまでは一般的なシガーロスのライヴの感想。
以下は今日のライヴの感想。ファンの方以外はスルーしてもらってかまわないです。




悲しかった。


すっごい悲しかった。どうしちゃったんだよぅシガーロス!!
箇条書きにすると、
■明らかに、ニューアルバムの曲の演奏がこなれてない
■ストリングス部隊が不在。なんでなんで?ようつべで海外のみたらちゃんとアミナいるじゃん!!
■そんなだから演奏できる曲も限られる。Njósnavélin/Viorar Vel Til Loftarasa/Hafsól、3曲ともやらないなんて!!!!
■ていうかヨンシー明らかに体調最悪。咳き込んでたし(2chみたら昨日のライヴのほうが調子悪かったみたいだけど。。。)
■本編1時間ちょい、アンコール20分弱。。いやもともと長いライヴはやんない人たちだけどさ。。。
■自分の席の真横に非常口の灯り。集中できるかっての。消灯しろよバカ!!!


まあ最後のはしょうがないとしても、嘘だろっていうくらい消化不良でした。
今までみたライヴよりも今日のほうがステージ大きかったのに、音数がストリングス部隊不在で以前より少ないんじゃ、比較したら質はどうしても落ちてしまうよ。
ストリングスの穴を埋めるような方法があればだけど、それどころか新しい曲こなれてないし!!!ふんがーーーーーー!!!!!!



といろいろ書きましたけど、何だかんだいってもそこはシガーロス
ちょっとやそっとじゃ体験できない空間を繰り広げてくれたのはたしかです。



近いうちまた来てね。アイスランド大変っぽいけど。


悲しみのセットリスト。
1.Heysatan
2.all alright
3.glosoli
4.ny batteri
5.fljotavik
6.vid spilum endalaust
7.hoppipolla
8.med blodnasir
9.inni mer syngur vitleysingur
10.saglopur
11.festival
12.gobbledigook
EN1.svefn g englar
EN2.popplagid

悲しみを埋めるべく、3年前のフジロックでの神ライヴのビデオをみます。うぅうう。