夜のエレクトロニカはおなかにやさしいの。

L'Altra@渋谷O-Nest

ひさしぶりに、やや小規模なライヴに行ってきました。


シカゴの音響?ポストロック?エレクトロニカ?のユニット、L'Altraの初来日公演。
今回は超苦手な渋谷でも、がんばって行って来ましたよ(ひさしぶりすぎてすげえ道に迷ったけど)。


L'Altra以外に2組でてました。せっかくなんでそれぞれ感想を書いてみる。

miaou

5人組のポストロックバンド。プロフィールみたら、ベースとドラムが姉妹なんすね。珍しい。
まだまだ若々しさが目に付く感はありますけど、なかなかどうして、よい演奏でした。
シーケンスのリズム音と生のドラム音が丁度よい按配で合わさっていて、曲もメロディがありつつ、うるさくない程度の轟音が響いたりして。

応援したくなる人たちですね。
あ、一番左のギターの人に、隠れたセンスを感じました。

aus

去年タワレコでアルバムを視聴して即買いして以来、ずっと気になっていたaus。
やっと生でみれました。
超良質な直球エレクトロニカだと思ってたら、なんとバンドセット。しかも歌まで歌ってるじゃないですか!

で、バンドセットは2回目ということもあり・・・
なんというか・・・あらあらしい演奏でした。
こういう音楽のライヴでリズムがずれてしまうというのは、ちょっと。。

無駄な音がぜんぜんなく、各音がすごく際立って聴こえる音なので、やっぱりもうちょっと丁寧な演奏で聴きたかった。
あとは、ラップトップセットもみてみたい。

L'Altra

こういっちゃなんだけど、前2組に比べたらさすがの安定感。
ドラム、ギター、ベース、ボーカル、その他もろもろ(フルートとかなんかヘンなオモチャも)ぜんぶが安定してました。
そしてなんといっても曲の破壊力がすごい。キラーメロディー連発。
最初から最後まで、メロディがひたすら耳にこびりついて離れません。

リンゼイ・アンダーソンという女性、すごくスター性のある人ですね。
もうひきこまれてしまいますよ。

約1時間、満足度の高いショーでした(若干、映像がやっつけな感がありましたが・・・)。


今回の来日は、奇跡の来日という割には小さいハコでみれたことは満足ではあったのですが、もうちょいでかいところでできてもいいんじゃないかなあ、とは思いました。
そもそもが新潟のイベントのための来日が目的で、その後東京等での公演が急遽決まったという事情があるにせよ、せっかくの高品質のライブはもっとたくさんの人が見れる機会で実現してもよかったんじゃないかなあ。



あとついでに言うなら、この音響、ポストロック、エレクトロニカのジャンル分け。
聴けば聴くほどわかんなくなってきました。もうどうでもいいや。



ビールは2杯。



ディファレント・デイズ

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Lang [PRECO-002]

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