大統領選。

やっぱり日本でも盛り上がりましたね、大統領選。
で、注目されたのは、やはり両雄の選挙を終えての演説。
(弾さんのところでオバママケインともに最高の意訳で表現してくれています。)




個人的に刺さったのは、



オバマThe road ahead will be long. Our climb will be steep. We may not get there in one year or even one term, but America – I have never been more hopeful than I am tonight that we will get there. I promise you – we as a people will get there.
今後の道のりは長く、そして上るべき坂は険しい。一年、いや一期かけてもそこに行くのは難しいでしょう。しかしアメリカよ、今夜ほどそこに行く希望が大きくなったことはありません。約束します。わたしたちは、一つの民としてそこに行くことを。



マケイン→Whatever our differences, we are fellow Americans. And please believe me when I say no association has ever meant more to me than that.
どんな違いがあっても、我々は共にアメリカ人なのだ。それ以上に大事な絆を、私は持たない。



それぞれこのセンテンスですかね。
アメリカという国の底力を、改めて垣間見たような気がします。
個人的にあまり好きでない国だけど、根底に流れるアメリカンドリームへの強い気持ちは、そういった概念が希薄なわが国の民として、素直に憧憬の念を禁じえません。



それにしても、マケインさんのこの敗者の弁。
なんてすがすがしいんでしょう。
ライターが書いてるとか、そんな次元はとうにどうでもいいんです。
ガックリきている支持者達にも、最後にすがすがしさを与えられるこの華麗な演説は、何というか勇気をもらえる気がします。



自分も、仕事上いろんな局面で敗戦を迎えていて、その都度どういった弁を出せばよいかに迷ったりします。
「終わりよければすべてよし」じゃないけど、どれだけすがすがしさを最後に与えられるかが、重要なんじゃないですかね。



好きではないとは言え。これからのアメリカに乾杯、です。