復帰に向けて(2)


先週から、虎ノ門にあるメンタルヘルス施設みたいなところに通っています。
といっても、社内の人間と連絡とりあいながら普通に仕事してるんですけどね。
ここの特色は、
1 時間の制約が厳しいこと。
2 定期的に心理士の方や他の受講者の方達とセッションがあること。
の2点です。


まあめんどくさいっちゃめんどうくさいんだけど、慎重に慎重を重ねて復帰しなければならんので、いまはこの状況を受け入れてます。
ここしばらくどんな思いで過ごしてきて、それが自分や周りにどんな影響を与えているのかは、冷静に考え直す契機はたくさんあるってことです。



自分の場合、休んでいる間に意識したのは、アウトプット。
1 復帰してからまわりに「大丈夫かこいつ」と少しでも思われないようにしたい
2 自分を比較的客観的にみる視点はもっておいて、何が自分にストレスを感じさせるのか、何が自分にとってプラスになってるのかを見返せるようにしときたい
っていう2点から、このブログしかり、twitterしかり、SNSしかり、リアルな人づきあいしかり。休む前よりも多いくらい実行してきました。*1



やってみて感じたのは、「やっぱ何か外に出すと頭回るし活発になるよね」っていう充実感と、「これって見えないところで疲れてるんじゃないか?疲れが顕在化したら休んだのがむしろマイナスになるんじゃないか?」っていう悩みですかね。



特に後者。
意識的にやったことの中に「仕事上で関った人となるべくつながっとこう」っていうのがあります。
休みに入る事で、仕事を中途半端にしちゃったことの負い目とか、みんな働いているときに休んじゃった後ろめたさとか(これは最初はむしろ快感なんだけどね)、そういうものをどうしても持っちゃうもんなんだけど、それらと復帰してから対峙しちゃうのはヘビーすぎるかな、と思いまして。
なるべく社内の人間には会うようにしてたんですよ(あ、お客さんはさすがにナシね)。
今つらつら書いたことも、必要以上にやっちゃえば当然疲れてしまって逆効果になってしまう。
もともと出無精だし人見知りも激しいので(いやマジでマジで)、たぶんみんなよりもパワーつかうんです。



今日この考えをセッションで共有したんですけど、心理士の方からは以下のような答えが。
「疲れてないと思うなら、疲れてない。プラスにとらえちゃっていい」
。。。???字面だけとればなんじゃいな!って話ですけど。
意識しすぎてること自体が疲れの始まりになるというのはその通りだし、体の疲れになってしまうレベルまでは行っていないし。気疲れするような事はそもそもやっていないし。



この話を通して、自分のクソ真面目にとりすぎて深く考えてしまう傾向が顕著になりました。
これって、少し気を抜くと「後ろ向き」になってしまう。
口開けて「ぽじてぃぶ!ぽじてぃぶ!」と叫ぶまではいかないまでも、前向きに捉える姿勢ってのは疲れを減らすというところまで行き着くんですね。



それに関連して、「仕事を中途半端にした負い目」とか「休んでる後ろめたさ」というのもこういう時には非常にネックになります。
大ッ嫌いだった昔の上司が言ってましたが、「お前がいなくても世界は回る」*2。この考えは持っておいた方がいいですね。
これらを全部投げ出したら、ただの無責任野郎。だから程度よく持っとく姿勢が大事なんだと思いましたよ、改めて。



冷静に読み返してみたら、当然のことばっかり。
でも冷静に読み返して咀嚼できるからこそ、こういうアウトプットの意義がでてくるってもんです。
迷いや戸惑いがあったら、とりあえず外に出してみるというのはいいことです。
そんなわけで、ここしばらくの自分には特に間違ったことがなかった、と言える気がします。ああよかった。



再来週から、完全復帰となります。
もう同じ轍はふまんよ。よろしく哀愁

*1:そういう意味では、休みの間にiPhoneを手にしたのはとても大きかった気がする。少なからず、生活が変わりました。

*2:これを上司に言われた、というのは大きかったのかな。今思うと。