アラビアのロレンス


我が家では正月恒例行事なんすけど、初詣後に、オカンと2人で映画をみにいくというイベントを毎年やってるのです。


んで、今年みたのはこれ↓
アラビアのロレンス完全版
監督:デヴィッド・リーン
出演:ピーター・オトゥールアレック・ギネスアンソニー・クイン


1962年にオスカーを総ナメにした、名作中の名作といわれる「アラビアのロレンス」。
監督の生誕100周年ということで特別上映をやってたので、新宿まで見に行ってきました。



ていうか正月映画ほんとにおそるべし。
テアトルタイムズスクエアなんて無駄にガラガラなときばかりだったのに、この日は大行列。
高島屋の初売りもあいまって、ドン引きするぐらいの人出ですた。



しかもこの映画、なんと上映時間3時間50分。
途中で休憩が入るくらいの長さなのです。
お屠蘇でホロ酔いの状態には辛いもんがありました。



内容としては、アラブ反乱で英雄となったイギリス人の話という歴史ノンフィクションだけあって、ドラマティックな展開をゼロからつくれるようなもんではなく。
後半になるにつれて地味な展開になってくところで、けっこう根気入れて見ないといけないヘビーなものでした。



でも、端々に見られる演出のクオリティはやはり凄まじい。
具体的にどんな演出だったかここに書くような野暮な事はせんけども、昔地獄の黙示録を見たときのようなショックに近かったです。



40年以上前の映画なんで当然CGなんてでてこないんだけど、そんな技法に頼ることなく、リアリティのある映像がつくれるんだなーと、ハッとしてしまいました。
やっぱり最近の映画って、昔に比べてどんどん味気ない方向に進んでるんじゃないかって、思ってしまいましたよ。



最近映画でピンときてないなーという方、見てみることをおすすめします。
その辺に廉価版DVDが叩き売りされてるだろうけど、できれば劇場で。