2009年宇宙の旅 - Curiosity Killed The Chom! 〜好奇心はちょむをも殺す〜

今年はなんか調子いいなあ。
まだ一月なのにすばらしいライブを三つも見てるよ。

五年ぶりの新作を経ての単独来日。
空白の期間にジェイソンはだいぶやられてたみたいだけど、なんかすごい機嫌よさそうだったし、演奏もすごくタイトで本当にいいライブでした。

モグワイと同じく轟音を浴びる事に意義があるかのような内容ながら、耽美な歌声アリ、サイケなおどろおどろしさもアリ。そして猛烈なスピードで高揚させる照明効果もアリ。
とにかく展開が飽きさせない、なのに雑多な印象も与えない。
うまいバランスで成り立ってる、さすがベテランってかんじでしたね。

もともとシューゲイザーの祖と言われるスペースメン3のサウンドがあるので、歪みのギター音が持ち味ではあるんですけど、決して他の音が轟音に溺れることがない。
スペースメン3以後の10数年の軌跡が、いいかんじで音に反映されてるんだろうな、と思いました。

しかしあれだね、やっぱり「宇宙遊泳」の力はすごいのね。
収録曲になると一気にフロアの温度があがります。
セットリストはちょっと偏ってたのかなあ。
やっぱり期待してしまう「Take Your Time」が無かったのはちょっと残念でした。

そしてduo。やっぱり柱が邪魔だ。
変な場所に行くと音も証明効果も魅力が台無し。
やっぱりリキッドにすべきだったかなあ、と少し反省。