ユニコーーーーーーーーーーーーーン

終わりました、勤労。


ユニコーン@横浜アリーナ(4/1)
ユニコーン@沖縄市民会館(5/31)
★★★★★



気がつけば2009年、半分近くが過ぎ去ったわけですが、いざ思い返してみると半年の楽しみの内ある程度の割合はユニコーンが占めていた気がします。


30才を迎えてから、こんなに長い期間を再びこの人たちに心を鷲掴みにされるとは、夢にも思いませんでした。


細かい前フリなんかいいや。以下ライブ雑感羅列。


1.演奏面は、さすが5人とも16年間走り続けてただけあってさすがの一言。ピクシーズの時みたいなみっともない感じは微塵もありませんでした。


2.特にPA卓まで出てきたEBIが、音の遅れをものともせずステージの川西さんとリズムを合わせてたところ、そしてオーバージージューとはとても思えない川西さんの首振りドラミングのタフさは驚き。


3.そしてそして、やはり一番顕著だったのは奥田民生のギターのウマさ。解散前との一番の違いかもしれない。といいつつ一番新鮮だったのは、ハンドマイク姿の民生だったんだけど。


4.そんな演奏面はもちろんのこと、トークやら動きやら、とにかくなにをやってもうまくこなす奥田民生のエンターテイナーとしての完成度には驚愕。いろんな意味で、改めてこの人は本当にすごいなと思った。


5.セットリストは新作中心。この最初の復活劇を同窓会チックにしないように、っていう配慮は恐らく本人達も強く意識したんでしょうな。バランスはとてもよかったように思います。


6.まあハイライトはもちろん昔の曲なんだけど、特に「昔のように演奏しよう」というかんじはあんまりなし。アレンジは昔のままで、今のバンドの状態で出したらこうなりました的な。それがまた懐メロ感を薄めててよかった*1


7.横浜(4/1)と沖縄(5/31)の間に起きた最大の出来事はもちろんあの「巨星堕つ」のニュースだったわけですが、沖縄の開演直前のSEは「ドカドカうるさいR&Rバンド」!!グッときました。大声で歌いすぎて隣のお姉さんが明らかにひいてた。


8.それにしても、当人達の楽しそうな姿!あんなに楽しそうに演奏してるオーバー40はみたことない。素敵すぎます。





前にも同じような事書きましたが、ここまで思い入れのある人たちが「アリ」と言える再結成を果たした事は、本当にありがたい。
お金のにおいもするし、あまりの露出過剰もテンションをさげるものがありますけど、少なくともここ半年ずっと心踊ってたわけだし、そして横浜と沖縄で、おそらくこれからしばらく確実に残るであろう何かを得られました。



これからの活動がどうなっていくのかはわからないし、その内容によっては心が離れる可能性だってあるわけですが、2009年前半はユニコーンでした。
否定的な意見やなんだか力強く批判してるところもあるようですが、僕にとっては2009年前半はユニコーンだったのです。これは覆しようがないのでした。



追伸:武道館では「働く男」と「ブルース」をやったそうな。悔しい。。

*1:いや懐メロにはかわりないんだけどさ