9月のオトタチ。
何ヶ月か飛んでますけど。もういいや、いいの。
Tyondai Braxton/Central Market
バトルスのフロントマン、タイヨンダイ・ブラクストンのソロ2作目。
前作に比べて、バトルスとの差異がすごくはっきりしてるような。
映画音楽みたいなんです。ごっちゃまぜっちゃごっちゃまぜなんだけど、通しで聴いて全然違和感がない。
これ全部一人の人間でやってるというのはただただ驚き。
是非ともライヴで観てみたい。難しいとは思うけど。
Andrew Weatherall/A Pox On The Pioneers
UKの不良番長(この表現すごくよく聞くんだけど一体どういう意味なんでしょうか)の、本人名義では滅多にみないオリジナルアルバム。
今までの彼が直接関わったプロジェクトからしたら、意外なほどの音の派手さを感じるんですけど気のせいなんでしょうか。
これもごっちゃまぜ系だし通しで聴く云々という領域からは離れてるのかもしれないけど、「ちょっとアンダーグラウンドなダンス音楽たるや」をひたすら教えてくれるような曲の並びです。
浅井健一/Sphinx Rose
ブランキーもシャーベッツもユダも、実のところ(あくまでも個人的にですが)アルバム単位より曲単位で聴いてしまう事が多いのです*1。
でも本人名義になってからは、アルバム通して聴くことがすごく多くなった気がします。
飛びぬけた曲がないって意味では全然なくて(今回もFRIENDLYとかたまらなく好きですし)、聴き側もだいぶリラックスしながら1曲1曲咀嚼できるようになってるからなんでしょうかね。こっちもオッサン化してきたって事なのかもしれないけど。いや今更言うのもなんですけど、ベンジー好きなんですよ。
今回、高音質CDだからってわけでもないと思うけど、音がすごくいいです。
Jim O'Rourke/The Visitor
年を追うごとにどんどん日本人化している感のあるジム・オルーク御大。
超久々の(普通の)オリジナルアルバム。普通のといいつつ、収められているのは1曲40分。
こちらも一人の人間が作っているんだけど、完全に演奏も一人多重録音。
ホントにこういうのは憧れです。この曲のギターをひたすら一人が爪弾いている姿は想像するだけでドキドキしますね。
そして曲自体も本当にすばらしい。一人の演奏でこんなに強弱というか起伏に溢れる作品はなかなかないと思います。
そしてそんな中こんな知らせが。吉祥寺に住んでてよかったーと思える瞬間。