富士の裾野でパーソナルトランスポーター
一時期の異様な盛り上がりは鳴りを潜め、いまや(たぶん)一部のメカマニアと富豪の間で語り草になっていると自分では思い込んでいたセグウェイ*1。
あのセグウェイに、まさか乗れる日がくるなんて!!
(とおおげさに言ってはみましたが、お金払って正味一時間半乗ってただけなのでたいした話ではないです)
先日、前週の朝霧JAM不参加のリベンジというわけじゃないですが、朝霧高原の「ふもとっぱら」にてキャンプをしてまいりました。
今年キャンプらしいキャンプしてないから、寒さ的にもギリギリOKなのでいっとく?的軽いノリで企画されたのですが、以前から写真にうつる開放感に憧れていたふもとっぱらに、なんとセグウェイに乗れる場所があるやないですか。
セグウェイ。初期のコードネームはジンジャー。
最初は「世紀の発明」とかいわれてタケコプターでも開発されたのかなあと思ってしまったとか、なんかドクター中松が先に類似発明で特許とってたとか、ピエール瀧がライヴで乗り回してたなあ、とかそんなくらいの認識しかなかったんですけど、今回乗ってみてすごい興味ひかれました。
こんな場所を
やっぱり、前かがみになるだけでグングン進んでいくというのは画期的です。
まるで労力がいらない。バランス感覚もほとんどいらない。
数年遅れながら、これは面白いものが出たなあと思いましたよ。
ちなみに
日本の道交法上では、このセグウェイは普通自動二輪車扱いとなるので、ブレーキや証明、そして車両登録してナンバープレートをはっつける必要があるんだそうです。
でもセグウェイはブレーキなんかつけられないから(タイヤの回転とめたら確実にすっころぶからね)、構造上車両登録できない→公道を走れない、というとてもファンキーな理由で普及しづらくなっているんだそうです。
これで井の頭公園なんかを疾走できたら気持ちいいだろうなあと思いつつも、そこまでの道路は手で押していかないといけないというファンキーな状況に。
標識がないと迷うような広大な庭を持ち、池の畔には亀が縦に連なっていて、フリルのついたお母様が「紅茶ができたわよ」とこれまたセグウェイで呼びにくるような、そんな生活環境が保証されたお大尽な方々にしか許されない道楽と化しているかのようです(ちょっと違うかな・・・)。
そんなトホホな状況な日本ですけど、法人向けには広く販売されていて、ゴルフ場でのゴルファーの移動、東京ビッグサイトやイオン越谷レイクタウンの警備などなど、導入事例は細々と増えてきている模様。
また、お金払ってセグウェイに手っ取り早く乗れるところとしては、ふもとっぱらの他に
- 十勝千年の森(北海道)
- ハウステンボス(長崎)
- カヌチャベイリゾート(沖縄)
などなど。期間限定で今はやってないですけど、としまえんや富士急ハイランドやセントレアでもやってたみたい。今後チャンスはどんどん増えてくるかも。
こんなかんじで俄かに全国でセグウェイ熱がなんか盛り上がっているのは、国内販売を「セグウェイジャパン」って会社が新しく設立されて一挙に普及に向けて動き出した背景がある模様。
公道での使用をもっと広げるべく、横浜市とはかなり前向きな交渉をしているそうな。
横浜だけじゃしょうがねえだろ、といいつつも第1歩を踏むべく着実に実績を残しつつあるようです。
これでもうちょい値段が安くなってくれれば、本当に普及してくるかもしんないですなあ。