さよなら2008年。
本日で2008年もオワリですな。
今年はいろんな人に迷惑をかけて過ごしてきてしまいました。
最初はがむしゃらにもがいたりしながらも、もがく虚しさに途中から屈してしまった感があり、自分としてもえらい悔いの残る年であったと言えます。
ただ得るものもいろいろあって、(休んだからこそできた事ですが)いろいろと楽しむ姿勢みたいなものはつくれた気がします。
来年は、その姿勢を維持しながら今年のリカバリをする・・・というのが大目標。
まあ、なんとかなる気がします。できる気がします。
とりあえず皆様方におかれましては、安心して気長にお付き合い頂ければ。
あまり時系列的に振り返るような1年でもなかった気がするので、月並みながら今年よくお世話になった10枚を。
Portishead/Third
今年通年聴き続けたのはこれくらいだったかも。
暗い暗いとさんざん言われ続けて10年沈黙し、届いた新作はあんまり暗くなくてむしろ器用。暗器用?
いつになったらこの人達を生で観れるんでしょうか。
Sigur Ros/Med Sud I Eyrum Vid Spilum Endalaust
ライブはどうにも煮え切らない気分で終わりましたが、アルバムのほうはさすがとしか言いようのない感じ。
この人達って、ちょっと観ただけでは「あ、ライブバンド?」って思わせるんだけど、音源は音源で頭から尻尾までまるっきり心を離さないといいますか、ガッチリストーリーです。
言葉は何言ってるかわかりませんけど、「何かをしながら」は絶対聴けないアルバム。
Carl Craig & MoritzVon Oswald/Recomposed
上記と逆に「何かをしながら」聴くのにうってつけ。
最近ミニマルが何かを捉えにくくなってきていて、そんな中それをしっかり感じさせてくれる本作にはだいぶカフェでのひと時などでお世話に。
よく考えたら今年はダンスミュージックをあんまり聴かなかったなあ。
I'm Not A Gun/Mirror
ドイツのエレクトロニカユニット。エレクトロニカ+ジャジーなギターって、自分にとっては直球ど真ん中剛速球なんです。ほんと大好き。
今後聴きなおしたときに、今年の冬をしっかり思い出させてくれること請け合い。
Brian Eno & David Byrne/Everything That Happens Will Happen Today
もうね、イーノ様のやることなすことすべて肯定!イーノ様バンザイ!
と、やや狂信的になってる自分の姿に萎えつつも、やっぱり、今作もすばらしかった。
でも魅力の大半はデヴィッド・バーンのしおれた歌声とギターなのもまた事実。
正直言ってトーキングヘッズは素通りしてましたけど、俄然興味が沸いてきました。
電気グルーヴ/YELLOW
ギタリスト呼ぶのがめんどくさくなったといいながら、シンセのプリセットの音ですます適当感が功を奏してるのか?ひさしぶりに全編とおしてダルーンと聴ける電気グルーヴ。
個人的には「A」以来の快作ですた。
Tamas Wells/Two Years in April
今年のベストオブ歌声。ミャンマーのNGOでHIV蔓延と戦いながらこの声で歌う、という圧倒されて何がなんだかわからないバックグラウンドですが、だからってわけじゃないけど、聴いててうそ臭さが微塵も伝わってきません。
この人聴いてから、街中で歌声をあげる人達に少し目が向くようになりました(もちろんゆずもどきやコブクロもどき以外)。
Coldplay/Viva la Vida
なんだかんだで今年の顔だったんですね。よく聴きましたよ。
もうねイーノ様のやることなすことすべ(ry
そのうちU2みたいになってくんでしょうかね、この人達。
TV on the Radio/DEAR SCIENCE
唯一無二なサウンドは相変わらず健在。というか昔の唯一無二感が「変態感」だったのに対し、今作では「グルーヴ感」に昇華されてる。
今年1枚選べと言われたら、やっぱこれかなあ。
ふう。
あ、ライブオブザイヤーはマイブラ@フジロック、ベストDVDはなぜこのタイミングまで待たなきゃいけなかったのか理解に苦しむ椎名林檎の座禅エクスタシーです。
それではよいお年を。来年もたくさんいい音楽に会えることを願って。